この対談を対立軸で見ると事の本質を見誤る。そもそも佐々木氏が「光の道」構想に反論した一因は、孫氏による裏付け資料の開示が遅れたことにもあり、孫氏が果たすべきアカウンタビリティを全うすることがこの対談の大部分を占めた。しかし、「今後の政策論議は透明性が最も大事」という佐々木氏の主張にこの対談の本意はあり、結果としてではあるが、発端となった「オープンな場所でお願いします。」という佐々木氏の発言に象徴されていたのではないかと思う。
最初に押さえておくべきなのは、この二人の意見は理念レベルでは相違がないという点。インフラ、プラットフォーム、コンテンツ、どれもが重要であり、すべてセットで考えなければならない。ここについては議論前から共通理解が形成されていたのは明らかで、各論レベルの意見の相違がいかにして生じたのか、その背景が今回の対談の焦点となる。
Sunday, 16 May 2010
Monday, 10 May 2010
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンから見るクラシック音楽雑感
感性のプレーンな一般音楽愛好家を掘り起こす企画として、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン以上に貢献度の高いイヴェントはない。細かい点で不満はあるにせよ、このイヴェントは末永く継続されなければならないし、また、そうでなければ日本においてクラシック音楽を支える土壌は衰退の一途をたどってしまうことだろう。
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TommyNovember7
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10.5.10
Tuesday, 4 May 2010
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンのイーヴォ・ポゴレリッチ
キャリアの当初から鬼才とでも表現したくなるような個性的な演奏スタイルを貫き、アルヘリチをして天才と呼ばせるその音楽性は伊達ではない。今回も凡庸な演奏に終わることは決してないと予想していたが、終わってみれば、まさに鬼才の面目躍如たる演奏だった。
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TommyNovember7
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4.5.10
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